UGIKO KITCHEN

32歳東京雑記ブログ

「君、カメラマンの蜷川実花さんに雰囲気がそっくりだよ。」

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19歳の時に下北沢のワインバーでバイトしてたんだけど、ある日バイト仲間の女子大生のお姉さんに、合コンの数合わせとして呼ばれたのよ。

 

渋谷の道玄坂のタイ料理居酒屋みたいな所で。
4対4の合コン。

男性陣は30代後半から40代ぐらいの、テレビプロデューサーやディレクター、カメラマン、テカテカのおっさん4人。 

女性陣は、有名なミス慶應だったかな、どこの大学か忘れたけどとにかく、ミス何とかと名のつく美人2人と、そのバイト先の女子大生と、私。

私が行ったことのある合コンの中で一番ベトベトしてたんじゃないかな。
そして確実に、私が行ったことのある合コンの中で一番、私が私じゃなくてよかった合コンだった(笑)

もちろんパサパサになったヤムウンセンもどき(居酒屋のヤムウンセンなんて偽物)を食べながら一刻も早く帰る事だけ考えていたんだけど、
その時おじさんの1人が私に

 

「君、カメラマンの蜷川実花さんに雰囲気がそっくりだよ。」

 

って言ってきて、
詳しくは言えないが当時の私は泥水すすって生きてたんで「あんな恵まれたやつと一緒にすんじゃねぇよ」という気持ちにしかなれず、それを褒め言葉だと思えずにいたんだ。
ストリートのラッパー的なさ。
キレたナイフだったからさ。

 

しかし今思えば本当に失礼な話というか、薄汚れた「爪の間は泥だらけ」みたいな19歳の小娘と、才能溢れた貴族のアーティスト蜷川実花様を、似てるだなんて。

ホモサピエンスのメス以外で似てるところなんかねぇよ。

しかも「雰囲気が似てる」なんて、褒め言葉でしかないだろ。そのまま鵜呑みにしてそこにいたカメラマンに弟子入りしろよバカ。

 


今もまだ爪の間は泥だらけだけど、もしかしかたらすごく嬉しい事言ってくれてたのかもしれないなって。


カメラの事考えててさっき思い出したよ。
写真、撮れるようになりたいな。

蜷川実花になりたいな。